マンジャロの保険適用価格&条件!自費はいくら?

マンジャロの保険適用価格&条件

血糖値をコントロールすることで食欲を抑制する作用があるとして、ダイエット目的での使用が注目されているマンジャロ。

「元は糖尿病の薬だけど、肥満治療の目的でも保険適用になるの?」「ダイエット目的だけど、出来れば少しでも安く手に入れたい…」そう考えている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では

など、マンジャロの保険適用と費用について詳しく解説していきます。

最後に自費で一番安く購入する方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

マンジャロは保険適用or自由診療?

マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は日本国内では2型糖尿病の治療薬として認可されているため、2型糖尿病と診断された場合に保険適用になります。

また、ダイエットや肥満治療を目的とした使用には保険が適用されず、自由診療(自費診療)となります。

保険適用2型糖尿病
自由診療ダイエット目的・肥満治療

実はアメリカではマンジャロは「ゼップバウンド」と商品名を変えて肥満治療薬としてFDAの認可を得ており、一部の民間保険では保険適用となるケースもあります。

それと勘違いをして「マンジャロは肥満治療で保険適用になる」という誤った認識を持っている人が見られますが、実際は現在日本では肥満治療では保険適用にはならないので注意が必要です。

マンジャロのオンライン診療は保険適用できる?

オンライン診療でもマンジャロの保険適用条件は同じで、2型糖尿病と診断されて医師の判断で糖尿病治療薬として処方された場合にはオンライン診療でも保険適用となります。

ただし、オンライン診療のみで糖尿病の診断が下されることはほぼありません。

というのも、2型糖尿病は自覚症状では診断は出ず、医師法上的にも血糖値に関する数値的な裏付けが必要になりオンラインでの診断決定が難しいためです。

事前にどこかの医療機関で受診した採血データや検査結果をオンライン診療時に提出し、その内容に基づいてオンライン上で医師が診断を確定するケースも考えられなくもないですが、一般的ではありません。

つまり、既に2型糖尿病の診断を受けている人以外は、オンライン診療でマンジャロが保険適用になることは難しいと言えます。

マンジャロ保険適用の条件

マンジャロの保険適用は2型糖尿病であることが必須条件ですが、それに加えて下記の条件を満たす必要があります。

  • 2型糖尿病の診断
  • 食事や運動療法での効果が不十分
  • 他の薬では効果が不十分

これらの条件が満たされた場合にマンジャロは保険適用の対象となり、3割負担で処方を受けることができます。

①2型糖尿病と診断されている

2型糖尿病の診断は、マンジャロ保険適用の必須条件です。

問診で普段感じる自覚症状を質問された上、診断は主に血液検査(HbA1c・空腹時血糖など)の結果に基づいて確定されます。
参考文献:日本糖尿病学会 – 糖尿病の分類と診断基準に関する委員会報告

気になる症状がある場合は、内科または糖尿病内科を受診してください。

②食事療法・運動療法で血糖値のコントロールが難しい

2型糖尿病と診断された場合、まずはマンジャロの処方よりも先に食事療法や運動療法を指導されます。

食事療法の場合は、

  • 急激な血糖上昇を避ける食べ方
  • 適正な摂取カロリーに抑える
  • 糖質・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルをバランスよく摂取

などの指導が行われ、血糖値の改善を見ていきます。

また、運動療法では有酸素運動や筋トレなどの指導をされます。

これらの日々の生活改善を試みても十分な効果が得られない場合、薬物療法も検討されます。

③他の経口血糖降下薬やインスリンで効果が得られない

2型糖尿病に適応する薬はマンジャロだけではなく、患者さんの状態や目的に応じて様々な選択肢があります。

マンジャロと同じGLP-1受容体作動薬の経口薬であるリベルサスをはじめ、DPP-4阻害薬、メトホルミン、SGLT2阻害薬など症状に合わせた薬が処方されます。

その時に処方された薬を使用してみても効果が不十分だった場合に、マンジャロも選択肢として検討されます。

④BMIが基準値より高い

本来であれば2型糖尿病と診断されて、食事療法・運動療法・他の治療薬を試した上でマンジャロの保険適用になりますが、例外として

  • 2型糖尿病の診断
  • BMI値が高い

この2つの条件だけで保険適用の対象になるケースもあります。

例えば、肥満を伴うことで、他の治療法や生活習慣の改善が難しい場合や、経口治療薬の効果が不十分と医師が判断した場合には合理的選択としてマンジャロの処方を検討されることがあります。

保険適用になるBMIの下限値については、国やガイドラインで定められた明確な基準はありませんが、一般的にはこのように判断されるケースが多いです。

BMI 25以上(肥満1度)マンジャロの使用根拠が強まる
BMI 30以上(肥満2度以上)マンジャロを積極的に選択されやすい

ただし、保険適用には2型糖尿病の診断が必須条件のため、BMI値や肥満度が高いだけでマンジャロが保険適用になることはありません

マンジャロ保険適用の価格【値段相場】

糖尿病の診断をされている場合、マンジャロ処方の自己負担は3割負担となります。

薬価は全国統一で決まっており、月の負担額はおおよそ下記の通りです。

用量薬価自己負担額
2.5mg7,696円/月
(1,924円/本)
約2,300円/月
5.0mg15,392円/月
(3,848円/本)
約4,620円/月
7.5mg23,088円/月
(5,772円/本)
約6,930円/月
10.0mg30,784円/月
(7,696円/本)
約9,240円/月
12.5mg38,480円/月
(9,620円/本)
約11,550円/月
15.0mg46,176円/月
(11,544円/本)
約13,850円/月

参考文献:厚生労働省 – マンジャロの費用対効果評価結果に基づく価格調整について

薬の価格は全国統一ですが、それ以外の項目の費用は病院によって異なり、上記の薬代に加えて診察料や検査費用等がかかります

マンジャロの自費の値段はいくら?

ダイエット目的など、自由診療でマンジャロを処方してもらう場合の自費価格の相場は以下の通りです。

▼マンジャロの値段相場一覧

用量料金相場(1ヶ月あたり)
マンジャロ2.5mg25,000円〜30,000円/月
マンジャロ5mg48,000円〜54,000円/月
マンジャロ7.5mg69,000円〜74,000円/月
マンジャロ10mg88,000円〜99,000円/月
マンジャロ12.5mg117,000円〜120,000円/月
マンジャロ15mg140,000円〜150,000円/月

自由診療の場合、薬価に関わらず自由に価格設定ができるため、クリニックによって価格に差があります。

マンジャロ自体の値段が安いと思っても診察料や採血料が高額なケースもあるため、費用を抑えたい場合は薬剤代・診察料・採血/検査料・オンラインの場合は送料などをチェックして比較検討すると良いでしょう。

オンラインで自費はいくら?

オンライン診療と対面診療で自費の価格に大きな差はありませんが、オンライン診療の方が安く価格設定をしているケースが多い傾向があります。

対面診療の場合は採血や検査をしたり医師と直接話せる安心感があるため、値段の安さを売りにしているケースは少ないですが、オンライン診療では値段の安さや利便性が最大の強みになります。

自由診療の場合は「何を重視したいのか」によって選択する診療方式は変わってきますが、費用の安さを重視したい方はオンライン診療がおすすめです。

マンジャロのオンライン診療が安いクリニックはこちらで詳細を記載しています。
マンジャロのオンライン診療が安い

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